不動産用語集
あ行
アスベスト
石綿=アスベストという断熱に使われた建材、主にロックウールなどに吹き付けられて使用していました。人間に有害で取り壊しの際に肺などから吸気すると、がんになったりと社会問題化され、平成7年に原則使用禁止となりました。
昭和55年くらいから規制により徐々に使用は減少していたものの、特に鉄筋や鉄骨の建物には使用されていたようです。
アパート
木造もしくは軽量鉄骨、鉄骨造の2階建てはアパートと表記されます。
コーポ、ハイツ、なども呼称が違うだけでほぼ同じ意味合いと理解してかまわないでしょう。
追い焚き
お風呂のお湯が冷めたときに温め直すことのできる機能。
湯温が下がると自動で設定した湯温まで温め直すタイプやボタン一つで自動でお湯張りのできる物などがある。
か行
解約予告期間
賃貸物件を退去する場合、解約予告期間が法律上定められております。
民法上は3ヶ月前予告ですが、住居の場合長すぎるので特約で短くしてあることが多いと思います。
一番多いのが1ヶ月前予告ですが2ヶ月前予告のところも多く、お部屋探しの前に解約期間の確認をしてから不動産屋さんに行きましょう。
先にお部屋を申し込んでしまうと、解約予告期間分の賃料と新しい物件の賃料を2カ所分支払わなければなりません。
火災保険
正確には家財保険といい、入居者の家財にかける保険ですが、家主のアパートマンションを傷つけた際の借家人賠償という特約が付帯しているため入居の条件にしている場合がほとんどです。入居者の過失でアパートマンションを傷つけたら、まず保険会社に保険が下りるかどうか連絡してください。
また、トイレや洗面の詰まりや鍵の紛失など簡単な工事の24時間サポートが付帯していることが多いのでよく理解すれば便利なことが多い。
契約金
お部屋を借りる際のお金、敷金礼金と別に仲介手数料や家財保険料が必要になります。たまに敷金ゼロ礼金ゼロなどの物件もありますが、他に消毒料や24時間サポート、消火器、鍵交換代、保証会社利用料などの余分なものが契約金に入ってくるので思ったほど安くはありません。
敷金1ヶ月、礼金1ヶ月の条件ですと約5ヶ月分程度必要だと思われます。
原状回復
退去時に借り主が負担する金銭。
原則入居時に限りなく近くなるように内装工事を行うが、住んでいれば汚れて当たり前だろう箇所は貸し主が負担するよう指導は行われている。
しかし、強制でもなく罰則もないので契約時に特約で決められることもある。
なんの特約も取り決めもなく金銭を徴収されてトラブルになることも少なくない。ちなみに掃除を行っていれば防げるであろうお風呂のカビや、台所の油汚れなどは借り主の負担とガイドラインには規定されている。
さ行
事故物件
お部屋で自殺や殺人、変死などがあった場合事故物件として重要事項説明で通知義務があります。募集賃料も相場から1割~3割ほど安くなっていることが多く気にしない方にはお得です。賃貸では必ず通知されていますが、売買では売ったら終わりのところもあり、悪どい営業マンは通知せずに売却することもあるようです。ちなみに病死や老衰などの自然死であれば通知の義務はありません。
スケルトン
賃貸や売買で主にテナント等で専有部分で設備がなにもない状態のもの。
た行
ダイニングキッチン
食事スペースと台所がいっしょになったスペース、よく図面で「DK」と表記されています。
以前は4.5畳以上をDKと表記していましたが、近年リクルートなどが流し台も含めて6畳以上をDKと表記すると発表。業界では6畳以上をダイニングキッチンと呼ぶことが多くなりました。
な行
内見
お部屋の中を見に行くこと。賃料や初期費用、条件、立地、間取りなどで絞っていき最終の確認でお部屋を見に行くことが望ましい。
やたらめったら見に行くと判断力を失い、後で後悔するような部屋に決めてしまうことが多いようです。
図面で選ぶ段階でよく熟考するほうが良いようです。
入居審査
お部屋を借りる際、申し込み書に記入して審査を行います。
近年は保証会社に審査を丸投げするところも多く、きちんとした審査のできる不動産会社は少なくなってきました。
保証会社は金融関係の審査をすることはありませんが、クレジットやローンなどの滞納履歴などの情報を買い取っていることが多く、保証会社間での滞納者情報のやりとりも行われるようになりました。
多少の遅れ等では問題ありませんが、再三の滞納、内容証明郵便による通知などがあると、事故履歴となることが多いようです。
は行
ペアガラス
最近の住宅はかなりの確率でこのペアガラスが採用されています。
2枚のガラスとガラスの間に空気の層があり、断熱効果、冷房効果を高めています。ペアガラスの住宅であれば、冷暖房効果は1枚ガラスの場合の1.5倍から4倍程度と省エネにもなります。また結露もおきにくく、気密性の高いマンションなどでも重宝されます。
保証会社
賃貸契約を締結する際に加入を義務づけられていることの多い付帯サービス。
主に賃料が滞納した際、代わってオーナーや管理会社に賃料を立て替えて支払われるため借り主のためのサービスというより貸し主側にメリットのあるサービス。借り主側は保証人をたてる必要がなくなるというメリットや審査に落ちるということが少なくなった。
保証会社
売買の場合は金融機関が支払い不能になった際の保証人にかわるものとして設定していたもの。
近年賃貸でも保証人の代わりに保証会社を利用しなければ契約できないことが多くなり、契約金の支払額が多くなった。
一般的には賃料共益費等月額支払額の50%を最初に支払い年額更新料を別途に支払うことが多いが、30%や80%、100%などの保証会社もある。
年額更新料は1万円~2万円が多い。
ま行
マンション
一般的にマンションと表記しているものは構造が「鉄骨鉄筋コンクリート」「鉄筋コンクリート」「鉄骨」の3種類で、かつ3階建て以上の共同住宅となります。
ら行
リノベーション
近年流行になったワードです。よく比較されるのがリフォームとの違いですが、リフォームよりもさらに価値を高めるため間取りから変更し、ほとんどすべてに手を入れることになります。
リフォームは部分的、リノベーションはほとんどすべての変更工事を指すことが多いようです。
リビングダイニングキッチン
LDKと表示されます。DKと同じようにリクルートの基準でいえば流し台を含めて10畳以上の広さに対し「L」を付与して表示してます。
1LDKが人気の間取りですが「LDK」の広さが10畳以上無くとも1LDK表示している業者もありますが、特に罰則等はありません。
リフォーム
古くなって価値の落ちた不動産を部分的に新しい状態まで戻すために変更する事。主に壁クロスの張り替えやキッチンの取り替え、フローリングの張り替えなどがある。